2011年4月21日誕生したリメンバー神戸アンド東日本(RKH)は、その後RKH Foreverと名称変更後、2016年4月に団体としての活動に休止符を打ちましたが、個々の支援活動や、被災地の方々との友情がまさに“Forever”で継続しておりますので、以下に御報告申し上げます。

【1】2016年12月10日、不通になっていたJR常磐線(浜吉田駅~相馬駅間)が、内陸部へのルート変更等の工事を経て運転再開の運びとなりました。
「常磐線のこの区間の運転再開の折は、絶対に一番列車に乗車を」というのが念願でしたので、山口様と私で仙台発午前8時38分発の一番列車に乗って新山下駅に参りました。(写真1,2)

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↑写真1,2

津波の為、全くの更地になった土地の上を走る電車に乗っているだけでも感動で、高架になった山下駅が目の前に迫り来ると感無量でした。
駅には、山元町役場の平田参事(元課長)や、RKH山元町支部の星様・藁谷様が出迎えて下さり、お互いに「おめでとう」の一語あるのみでした。(写真3,4,5,6)

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↑写真3,4

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↑写真5,6

その後、山下駅での記念式典に参列。さらに山下駅から坂元駅へ常磐線で移動。坂元駅での記念式典にも参列致しました。
式典での齋藤町長のスピーチの中の「5年9カ月振りの再開」という下りに熱いものがこみ上げました。
(写真7,8)

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↑写真7,8

式典終了後、山下駅と役場を結んで完成したコンパクトシティを見学。震災前から“コンパクトシティ構想”をお持ちでいらした齋藤町長でなくては実現しなかったと確信し、敬意を表した次第です。


【2】RKH Forever Juniorsの誕生(2017年3月25日)
  2011年4月、RKH誕生時の参加メンバーは80代から奨学生と幅広い年齢構成で、主に80代~60代が実動部隊でしたが、2017年3月26日、「50代から中学生の8人が“RKH Forever Juniors”を結成し、その記念として“RKH Forever奨学金”に御寄附を頂きました。(写真a)

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↑写真a

今後、若いメンバーに創立時のMissionが繋がることは嬉しい限りです。

【3】臨時災害FM「りんごラジオ」放送終了(2017年3月30日)
  震災直後から放送開始した臨時災害FM「りんごラジオ」は、3月31日をもって放送終了。
何度か番組に登場させていただいただけに、直接御礼申し上げたく3月30日の午後に馳せ参じたところ、何と平田参事(元課長)と御一緒に緊急生出演。想定外ではありましたが、山元町及びりんごラジオへの想いをあれこれお伝えいたしました。(写真9,10,11,12)

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↑写真9,10

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↑写真11,12

災害時の情報提供がいかに重要であるかを問題提起し、実践し、6年間放送を継続なさった高橋厚様・真理子様御夫妻の多大な御尽力には、ただただ頭が下がります。
放送は終了しても「御縁」はForeverです。


【4】RKH Forever奨学金授与式(2017年3月31日)
  高校3年生に進級なさったY・Mさんに奨学金の授与式を行いました。
今回はRKH Foreverからのみならず、RKH Forever Juniorsの皆様からも金一封を差し上げました。
Y・Mさんは卒業後、「老人介護」の仕事に就きたいそうです。今や87才の赤松様・82才の落合様・70才の堂園の3人は、「我々の介護もよろしく」とお願い致しました。(写真13,14)

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↑写真13,14




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2017.04.28 Fri l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
【1】6月4日18:00より、国際文化会館に於いて「1.17と3.11を共有し、原点に戻り、友情を深める会」を開催いたしました。
2011年11月19日に「第1回3.11を共有し、語り合い、友情を深める会」から通算9回目となります。

御参加者は、これまで何かの形でRKH/RKH Foreverに御協力くださった方々ばかり(86才から生後5か月、北は盛岡から南は南阿蘇、多岐にわたる御職業)、同窓会のような和やかな雰囲気に終始いたしました。(写真1,2,3,4)

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(↑写真1,2)

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(↑写真3,4)

会は、御参加者全員の御紹介に始まり、先ずは亡くなった仲間の平田勝様・中村朗様の献杯。続いて、大槌病院・山元町役場・浜娘の赤部酒造株式会社・ミガキイチゴの株式会社GRA・奨学生のYMさんの現在の御報告。
更に、此度4月14日/16日の大地震で被災した葉祥明阿蘇高原絵本美術館館長の葉山祥鼎様(葉祥明様の弟)から現状を伺い、今後RKH Foreverの口座からYMさんの来年の奨学金分だけ残し、残高を全て美術館及び周辺地区の復興・再建のための軍資金としてお送りすることを御参加の皆様に御了解いただきました。又、会場では葉山様の絵本も完売となりました。(写真5,6)

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(↑写真5,6)

そしてThe SophiasのBGMの流れる中、旧交を暖め合った懇親会は、RKHのディーバ大橋ゆりさんのリードで「花は咲く」を全員で合唱し、RKHのテーマ曲「Hervest」で終了いたしました。(写真7,8)

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(↑写真7,8)


【2】6月11日、山口様と北鎌倉にある葉祥明美術館を訪れ、葉祥明様に直接軍資金をお届けいたしました。(写真9,10)

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(↑写真9,10)

帰京して、その日の読売新聞夕刊に葉祥明様の記事を発見、RKH→RKH Foreverは、神戸-東北(東日本)-阿蘇(熊本)と繋がっているのは偶然ではなく、必然の運命だと身震いするほどの感動を覚えた次第です。(添付記事)

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(記事 クリックで拡大します)

【3】会計報告(6月6日に解約)
・振込(会費及び絵本購買等の募金収入を含む) 4件
・支出(集い関係費用及び来年の奨学金) 379,258円
・残高 500,000円⇒阿蘇への軍資金

皆様、5年間、本当に有難うございました。 
RKH Foreverです♪
                                        記:堂園凉子





2016.06.20 Mon l 未分類 l コメント (1) トラックバック (0) l top
GWを皆様いかがお過ごしになられましたか。

本来ならば、4月末日に御報告すべきところ、4月14日に発生した熊本大地震に動揺し、なかなか文章がまとまらなかった次第を御容赦下さい。

【Ⅰ】大槌病院
念願であった待望の大槌病院移転新築工事が竣工し、岩手県知事名で「RKH Forever」に落成式の御案内をいただきました。
(添付1)

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↑ 添付1:クリックで拡大します

残念乍ら、落成式当日の4月27日は参加出来ませんでしたが、お祝いとして、以前にもマイクロバス購入に際し多額の御寄附を下さったダウン症の鶴美沙ちゃんと、アーティストの田村久美子様の絵画・御祝い金・電報・会場のスタンド花をお送り致しました。(写真1、2)

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↑写真1、2

5月1日より開院し、外来者のみならず入院患者も受け入れる新病院でのMedical Tourism継続が我々の使命と考えますので、御協力の程よろしくお願い申し上げます。

落成式の際に御用意いただいていたという岩手県知事からの感謝状を、我々が不参加であったため郵送してくださいました。(写真3)

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↑写真3:クリックで拡大します

この嬉しい出来事を皆と分かち合う会の開催を考えております。


【Ⅱ】モーリのクリエイション展
美術家の毛利臣男様が定期的に開催なさっているワークショップの作品展の売り上げを2013年の11月に当時「RKH」(当時)へ御寄附頂きました。(2013年末のブログで紹介)
その後2015年に引き続き、今年も4月30日〜5月5日銀座の枝香庵ギャラリーで開催された作品展の売り上げを「RKH Forever」に寄付下さることになりました。(写真4)

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↑写真4

毛利臣男様及び、仲介役をして下さる荒井よし枝様と森下和彦様に心から感謝し御礼申し上げます。


【Ⅲ】熊本大地震について
皆様からお問い合わせいただいておりますが、「RKH Forever」としては、“暫く静観し、どう活動すべきかを検討中”と御承知おき下さい。

【Ⅳ】会計報告
・収入 振込2件(複数回の方)
・支出 大槌病院 (お祝い金 100,000円/記念絵画3点の諸費用・電報・スタンド花 100,000円)
・口座残高 372,597円

〈 堂園記 〉
2016.05.16 Mon l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
東京の桜が満開となりました。

【1】3月31日、RKH Forever奨学金のYM様に御上京いただき、第2学年分の奨学金を顧問の赤松良子様が手渡し、副責任者の落合良様は資料を贈呈。(写真1,2)

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↑写真1,2

高校生活は勉学のみならず、野球部のマネージャーとしても活躍中で、成績は中学時代より向上と嬉しい報告を受けました。


【2】口座残高(3月31日)現在
  収入 ;お振込 4件(複数回の方)
   貯金箱御持参の方
   募金箱の中

  支出 ;YMさん上京費 30,000円
   RKH Forever奨学金100,000円
   大槌病院へ「3.11」5年目のお花とプレゼント 15,000

  残高 ;557,597円




2016.04.05 Tue l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
5年目の3.11から一週間が過ぎました・・・

3月15日、通算第9回のMedical Tourismを実施致しました。
今回は、慶應義塾大学医学部5年生で国際医学研究会第39次派遣団の3人です。
彼らは今年7月から約2か月間、主にブラジルの医療を視察・体験予定ですが、“ブラジルに行く前に、日本の地域医療、ことに被災地での患者体験及び被災地視察をするべきでは”と企画致しました。

いつものように東京―新花巻―釜石の道中です。(写真1,2,3,4)

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(↑写真1,2)

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(↑写真3,4)


釜石駅にはRKHが寄贈した大槌病院公用車に出迎えていただき、5年経っても何の建物も無い被災地大槌町の現状や、病院跡地、保存か解体かで未だにもめている旧役場(町長以下職員40名が津波で死亡)を視察。(写真5)

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(↑写真5)


病院の廊下には、3月11日の節目の日にRKH Foreverからのお贈りしたアレンジメント及び、「頭上注意」の貼り紙。何と数日前の強風でノルウェー製プレハブ診療所の屋根が飛び、それが裏山に引っかかったということで、新聞やラジオで話題になったそうです。(写真6,7、添付)

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(↑写真6,7)

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(↑添付)

ガウンに着替え検診開始。採血されたり電図等各種検査終了後は、ドクターの説明を患者の立場で聞くという体験が、将来医師になった時に役立ちますようにと期待いたします。(写真8,9,10,11,12)

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(↑写真8,9)

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(↑写真10,11)

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(↑写真12)

検診終了後は、当時のお話を伺い、片道約6時間、滞在時間4時間足らずのMedical Tourismは、いつものように密度の濃いものとなりました。(写真13,14)

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(↑写真13,14)

今回を機に、距離をこえて、又、年代を越えて医療従事者やその予定者の友情が深まりますように。

(堂園記)



2016.03.19 Sat l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top