大変遅くなりましたが、106日大槌町訪問時の第二報及び10月の会計報告を申し上げます。
 
既に第一報で書きましたように、今回は県立大槌病院へお送りした公用車納入完了の確認が第一目的でしたが、第二の目的は三陸沿岸部の被害状況および、壊滅的被害を受けた岩手県大槌病院の視察でした。
 
(1)   盛岡-宮古-山田-浪板海岸-吉里吉里-大槌-釜石-遠野-盛岡の総走行距離270kmでしたが、山元町のような平地での津波被害と違って、リアス式海岸の場合は“海か高台”という二者択一の違いしかないということが歴然で、“津波の場合は高台へ”という大原則に納得いたしました。
 
この日は311日以後約7ヶ月目でしたが、どの地区もまだ“手つかず状態”に等しく、改めて“長期の支援”の重要性を再確認致しました。(写真①~⑩)

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写真①②

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写真③④

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写真⑤⑥

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写真⑦⑧

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写真⑨⑩
 
大槌町では、壊滅的被害にあった大槌病院の内部を初めて見学させていただきました。
津波が到着した痕跡の残る2階階段の壁にはっきりと残っていました。看護師長の機転で3階部に待機したが、歩行不能の方はシーツにくるんでナースや職員の方々が屋上まで担ぎ上げられたそうです。(写真⑪~⑱)

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写真⑪⑫

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写真⑬⑭

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写真⑮⑯

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写真⑰⑱
 
屋上で過されたその夜のことを岩田院長に伺いましたが、淡々とお話しくださるだけにその口調の奥から伝わるものがあり、胸がつまるようでした。
入院患者の一人も津波による犠牲者が無かったということは、岩田院長のリーダーシップの下、ナースや職員の方々の日頃の心構えによるところ大と感銘を受けました。
 
廃居と化した病院の入口に、ひっそりとしかし健気に咲いているコスモスが印象的でした・・・(写真⑲)

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写真⑲
 
(2)11月1日までの会計報告
930日にニッサンローレル(大槌病院公用車)の支払を終了いたしました。
その後、毎月定期的に御協力くださるいつもの方々、個人で多額の方、Tea Partyや個展で募金して下さった方々のお陰で、111日現在の口座残高は1,660,218円です。
     1118日に山元町仮設住宅用コタツ掛け・敷き布団セット400組分の代金、2,288,000円を支払するので引き続きの御協力をよろしくお願い申し上げます。
 
(3)私事ですが(11月12日で開業27年を区切りとして)1113日オフィスを移転いたします。
      つきましては、下記の如き集いを企画いたしました。
   御参加御希望の方はTel03-3443-4823)・Fax03-3443-5971)までお知らせください。 

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2011.11.09 Wed l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top