311日東日本大震災からまさに一周年の日・・・
 
RKHは、政府主催の合同追悼式典で岩手県代表としてお言葉を述べられた川口博美様に御参加頂き、昨年1119日同様、国際文化会館会場(今回はセミナールーム)にて、「3.11を共有し、語り合い、犠牲者の御冥福を祈る会」を開催いたしました。(写真1,2)

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↑写真1,2

黙祷の後、川口様にお話いただき、「赤浜の復興を考える会」会長として明確な復興計画とその実現に向けての御決意の程を拝聴、出席者一同感服いたしました。
川口様が話された“災害に強い町作りより、災害に強い人造り”をひとりひとりが胸に刻み込んだはずです。(写真3)

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↑写真3

震災後、赤浜でボランティアをなさった山田みき様が久々に川口様と再会ということで、飛び入り参加。当時のお話を伺いました。(写真4)

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↑写真4

その後、RKH物資調達に御尽力下さったセブンイレブンジャパン(現在)の山口積恵様に御発声いただき、復活となった大槌の日本酒“浜娘”で献杯、犠牲になられた方々の御冥福をお祈り申し上げました。(写真5)

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↑写真5

最後にRKH副責任者の落合良様がフランスから届いたメッセージ(下記)を御披露下さり、堂園がRKHの今後の企画“廃校になる赤浜小学校の最後の卒業生に東京ディズニーランドの修学旅行をプレゼント”を御報告して、お開きといたしました。(写真6)

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↑写真6

川口様は、本来ならば一刻も早く帰郷なさってお嬢様と大事な日をお過ごしになられたかったでしょうに、我々RKHのために御協力下さったことに、心より御礼申し上げます。


フランスから届いたメッセージ>
Dear friends,
In a few hours, it will be time for silence and remember. I just want you to know that; since last year, my thoughts and my heart have been permanently connected to Japan and to the Japanese people that have had so much to suffer.
 
I know big steps to recovery have been made: there is still a lot to be made, especially for the ones who have no possibility to move, even though they want it.
I feel Japan is undergoing an acute transformation process: maybe it will be the first country to give up nuclear energy and to build up a new society model. It will be then the proof that it is possible.
 
All my thoughts are with you.
 
Best, best regards,
Alice Carasso

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2012.03.18 Sun l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
2月28日~29日雪の大槌町へ行って参りました。

(1)28日、新花巻-釜石で夜遅く到着。釜石地域経済売り上げ協力を兼ねて一泊致し、初めて岩田千尋先生や堀内三郎先生とゆっくり語り合う機会を得ました。お二人の先生がしきりに“いやー今日は、今までで一番寒いですね”とおっしゃっていました。(写真1)
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↑写真1

(2)29日はフル稼働
大槌病院にて
1. 暮れにお送りした物置をチェック、余りの小ささにびっくりし、“期待はずれです”と私が申し上げると、佐々木事務長も正直に“実はそうなのです”とのことなので改めて大きなサイズをと考えます。(写真2)

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↑写真2

2. 仮設診療所は増築され、スタッフの皆様の更衣室も完成。この日の寒さを、雨樋に下るツララが証明しておりました。(写真3)

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↑写真3

3. 此度は、佐々木事務長に事務職としての当時の御活動を伺い、裏方としての御苦労・御尽力がよく判りました。(写真4)

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↑写真4
  
2)“赤浜の復興を考える会”関係
1. 川口博美会長、中村誠一事務局長とこれもツララが屋根から下る仮設住宅の集会所で、昨年12月29日以来の再会。(写真5)

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↑写真5

鹿児島の後輩から届いた焼酎“絆”を持参。お雛様の甘酒に加えてお供えさせていただきました。これで大槌と鹿児島が繋がったということです。(写真6)

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↑写真6

2. “赤浜の復興を考える会”のホームページ設立の為のPC周辺機器購入費用を昨年RKHで御支援させていただきましたが、そのPCを確認させていただきました。(写真7)

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↑写真7

3. 川口様の御配慮で、川口様が御入居中の仮設住宅を拝見。余りの狭さ・不便で配慮不足の仕様に驚きました。国会議員や復興政策に携わる方々は、せめて一泊で仮設住宅生活を体験すべきではと考えます。(写真8)

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↑写真8

4.  観光船“はまゆり”が民宿に乗り上げた写真で有名になった赤浜地区の現状を見せていただきました。
ガレキの山は、雪で覆われ周辺は雪景色となり、沈黙の銀世界は人の気配なく、餌を探しついばむカラスのみ。(写真9,10)

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↑写真9,10

5. 作家井上ひさし氏の作品「吉里吉里人」の舞台となった“吉里吉里駅”や「ひょっこりひょうたん島」のモデルの蓬莱島も雪化粧(写真11,12)

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↑写真11,12

6.  廃墟となった赤浜小学校の校舎は実にカラフルでモダンな内装で、それだけに津波襲来時刻で止まったままの時計や津波の痕跡が残る室内が目に沁みました。(写真13,14)

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↑写真13,14

3)ピアノ関係
1. 友人ヒロ子さんの御縁で、吉里吉里にお嫁入りしたピアノとお嫁入り先の綾乃ちゃんに会って参りました。(写真15)

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↑写真15

2. 1月29日の朝日新聞で「家のピアノは津波で流されたけど、海の中でタコが弾いているからいいの。」と語る8才の伊織ちゃんと夏弥ちゃんの存在を知り、私が持っていたロール ポータブル ピアノを持参しプレゼントしました。(写真16)

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↑写真16

(3)会計報告(1,2月併せて)
    1. 収入(1月1日~2月29日):21件のお振込み
     毎月御継続下さる方々やお年玉の一部を振込んで下さった小学生、会社内でお歳暮や贈答品 
     のバザーを開始した収益金を振り込んで下さったフィンテックグローバル株式会社等、毎度
     のことながら善意が溢れるRKHの口座です。
    
    2. 支出:ピアノ運送代金(東京-吉里吉里)59,640円
        これはピアノ運送株式会社が被災地向けということで、特別料金にして下さいました。

    3. 残高:252,452円(2月29日現在)


2012.03.08 Thu l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top