5年目の3.11から一週間が過ぎました・・・

3月15日、通算第9回のMedical Tourismを実施致しました。
今回は、慶應義塾大学医学部5年生で国際医学研究会第39次派遣団の3人です。
彼らは今年7月から約2か月間、主にブラジルの医療を視察・体験予定ですが、“ブラジルに行く前に、日本の地域医療、ことに被災地での患者体験及び被災地視察をするべきでは”と企画致しました。

いつものように東京―新花巻―釜石の道中です。(写真1,2,3,4)

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(↑写真1,2)

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(↑写真3,4)


釜石駅にはRKHが寄贈した大槌病院公用車に出迎えていただき、5年経っても何の建物も無い被災地大槌町の現状や、病院跡地、保存か解体かで未だにもめている旧役場(町長以下職員40名が津波で死亡)を視察。(写真5)

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(↑写真5)


病院の廊下には、3月11日の節目の日にRKH Foreverからのお贈りしたアレンジメント及び、「頭上注意」の貼り紙。何と数日前の強風でノルウェー製プレハブ診療所の屋根が飛び、それが裏山に引っかかったということで、新聞やラジオで話題になったそうです。(写真6,7、添付)

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(↑写真6,7)

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(↑添付)

ガウンに着替え検診開始。採血されたり電図等各種検査終了後は、ドクターの説明を患者の立場で聞くという体験が、将来医師になった時に役立ちますようにと期待いたします。(写真8,9,10,11,12)

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(↑写真8,9)

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(↑写真10,11)

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(↑写真12)

検診終了後は、当時のお話を伺い、片道約6時間、滞在時間4時間足らずのMedical Tourismは、いつものように密度の濃いものとなりました。(写真13,14)

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(↑写真13,14)

今回を機に、距離をこえて、又、年代を越えて医療従事者やその予定者の友情が深まりますように。

(堂園記)



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2016.03.19 Sat l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
“2月は逃げる”の諺通り、明日からは弥生3月。
5年前のあの日が訪れます・・・

【1】2月の「St. Valentin’s Day」に因み、以下をお送り致しました。
 ・陸前高田市立気仙中学校には、高校受験に挑戦する3年生にキットカットと全校生にチョコレート
 ・RKH奨学生のYMさんにはお菓子の詰め合わせ。
 ・大槌病院の全職員の方々に、バレンタインチョコと少々早い「桃の節句」のお菓子。

大槌病院から御礼と共に、建設中の新病院に関する嬉しい御報告のお便りを頂きました。(資料1)

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↑資料1(クリックで拡大します)


【2】メディカルツーリズム
新大槌病院の完成が3月下旬と伺いましたので、仮設診療所での最後のMedical Tourismを3月15日(火)に実施致します。
今回はRKH設立時の趣旨のひとつ、「若い世代の啓発」の実践として、私の後輩である慶應義塾大学医学部国際医学研究会第39次団員が参加致します。
彼らは7月から約2か月間ブラジルでの地域医療を体験致しますが、その前に被災地の医療を知るべきとして提案致しました。


【3】会計報告(2月29日現在)
  ・収入 : お振込3件(複数回の方々)
  ・支出 : バレンタインギフト 13,600円
  ・口座残高: 440,112円



2016.03.03 Thu l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top